SEA-DOO艇 SPARK エンジン不動 リレーか!?

[修理ファイルNo.21]


SEA-DOO艇 SPARK 2015年モデル

症状


・エンジン不動。

・スタートボタンを押しても、メーターも付かず電気が通っていない。

 


検証:フューズボックスの中にある・・


電気が入っていないような症状なので「バッテリー」を点検・付け替えたが症状変わらず・・

次に、メーターにも電気が入っていないようなので電装系に的を絞ってみました☟

 

画像フューズボックス内「メインリレー」の端子汚れが気になったので、
リレーを付け替えてみると・・症状は改善されました。

 


結果 メインリレー(フューズボックス内)交換


1368. メインリレー30A ¥1,628

※税込/2020年現在


問題のリレー内部は・・・・


問題のリレー内部の接点には腐食が見られ、銅線には一部サビが発生していました。

 

この艇は海水使用という事もあり、塩害や湿度の関係で接点がサビるというのが
リレーで最も多い不具合になりそうです。(おそらくですが)
 

ただ焦げているような箇所は炭素系のカーボン?のような
粉汚れも付いているような気がしたんですよね・・

 

カーボン汚れ?具体的な要因については「お手上げです!」と言わざる負えないですが、このリレーの仕組みと交えて私の推論だけ話しておきます。

 

このリレーは5極リレーですが、実質SEA-DOOは4極として使っています。なので電源OFF時は空き部屋につながっているようなものです。

そしてコイルに電気が通ると電磁石となり、可動接点が移動し各電装部品に電気が供給されます。

 

ただ、コイルの特性として電気をOFFにすると逆起電力(サージ)と呼ばれる逆方向に大きな電圧が瞬間発生してしまいます。

これによりコイルが断線や溶解したり、接点箇所に炭化物や硝酸を生成させる事もあるそうです

 

その対策として高電力リレーはダイオードという素子を使用しています。

 

ちなみに不良側のリレーはダイオード付近まで薄く錆が付いていたんですよね。
これは・・そういう事なのか??推論ですけど

 

とりあえずは、エンジンルーム内は常に換気するように心がけましょう。

電装部品にとって湿気は大敵ですからね。