カワサキ艇 ULTRA300X エンジン不調・吹け上がらない!

[修理ファイルNo.24]


カワサキ艇 ULTRA300X 2011年モデル

症状


  • 最初は問題なく走っていたが、突然吹け上がりが悪くなりエンストする時があった。

  • その時スピードも20キロくらいしか出なかった。

  • 警告は発生していない。陸上でもエンジン回転が非常に不安定

 


検証:点火系統なんか怪しい・・


プラグ脱着時の画像です☟

特に2番・3番プラグの先端が湿っており、ガソリンの臭いを感じます。

 

2番と3番が、、という事は・・?

今回はプラグの点火不良と推測してイグニッションコイルに目をつけてみます

 

場所は、プラグコードを辿ってみて下さい。これがイグニッションコイルです

この部品はプラグのスパークに必要な高電圧を生み出している変圧器です。

 

カワサキ艇のイグニッションコイルは(1・4番)(2・3番)と2気筒分を1コイルでまかなっています。

2・3番のイグニッションコイルを点検用に付け替えてみました。※画像は別モデルです☟

結果・・症状改善です

 


結果:イグニッションコイル(2・3番)交換


21121 コイル(イグニッション) ¥8,987

※税込/2020年現在

 


チャレンジはしてみるものの・・


イグニッションコイルは消耗品ですが、
不具合の兆候などはおそらく無く、今回のように突然ダメになるパターンが多いかと思います。

 

実際、私も内部でどのようなダメージがあるのか気になったので分解をしてみましたが・・

 

表面のコイルケースがめちゃくちゃ固いと思ったら、
実はエポキシ樹脂を使用しているようです。船体の穴塞ぐアレです。

 

部品間の絶縁を確保するためのようですが、固すぎて惜しくも分解不可でした。。

また機会を窺いつつ、今回は断念 笑

 

しかし金属部の腐食や、コイルケースのクラックなどでも
不調が起きる可能性があるようなので、お気を付けください。