SEA-DOO艇 RXT 5年保管のジェットの調子は??

[修理ファイルNo.25]


SEA-DOO艇 RXT 2007年モデル

症状


  • 5、6年ほどジェットを保管していた。

  • ・ガソリンは20リットルくらいはタンク内に入っていたかもしれない。

  • ・試しに始動確認したが、クランキングはするがエンジンが掛からなかった

  • ・クランキングの際、警告が発生していた。内容はフューエルレベルセンサーによるもの

 


検証

燃料ポンプ脱着


とにかく燃料キャップ付近からのガソリンの異臭を強く感じています。
 
過去にガソリンの進化形態を目の当たりにしている為(下のリンク先☟)
今回も燃料系統っぽいですね

【閲覧注意有り】衝撃の燃料タンク内


 

フューエルレベルセンサーの警告も気になるところなので、
燃料ポンプを脱着して確認してみることにします。

 

燃料タンクフィルターが朽ちているのか溶けているのか、、

ちょっと分からないですけど、5年も保管するとこうなる可能性もあるようです。

 

燃料タンク内部です☟

燃料フィルターの残骸とドロドロになるまで劣化したガソリンが見えます。

このタンク内も清掃することになります。

 

分解すると・・モーター部分など「」が付着していますね
ただ5年保管と考えると、この辺りは想定内でしょうか・・

 


結果

燃料ポンプ交換(センサー付き) タンク内清掃


20. 燃料ポンプ(センサー&フィルター込) ¥113,300 

23. ガスケット ¥1,738   

 ※税込/2020年現在

※タンク清掃工賃については、ガソリン残量などにより変動する場合がございます。

今回はこの内容で無事エンジン始動です。

 


ガソリンはいつまで劣化しないんだ!!?


という質問が来たら、ちょっと困るかもしれません(笑)

そのくらい時期や環境によって左右される為、「期限」というものが中々決めづらいようです。

ちなみにエネオスで有名なJXTGエネルギーでは、気温の変化が少ない冷暗所での保管という条件をつけて「だいたい6か月程度」と表記されていました。しかし品質を保証するものではない←これが語尾に付随しているという事 物語っていますね

 

ジェットに置き換えれば、保管期間が今回のように年単位になってしまう場合、ガソリンを残しておく事は非常にリスキーに感じますが、毎シーズン乗る方シーズンオフの半年ほどの期間であれば、ガソリンを満タンにした状態(酸化防止)で問題は無いと思われます。
 
これにフューエルワンなどの劣化防止剤も入れておくと、
より効果が期待できるのではないでしょうか。

 

ちなみに・・・今回の劣化したガソリンと正常なガソリンの色を比較してみました。

 

ここまで色が変わってくるんですね。

そして何よりですね、「ツーンとした臭さ」ここ見分けるポイントです。