SEA-DOO艇 RXT-X260RS 加速に違和感【検証動画】

[修理ファイルNo.36]


SEA-DOO艇 RXT-x260Rs 2014年モデル

症状


  • ・加速の途中、低・中回転辺りでモタつく・キャビったような症状が出る。

  • ・アクセルを全開にすると、トップスピードはしっかり出ていた。

  • ・陸上では吹かしても違和感を感じない。

 


検証:ちょっとポンプ音が大きいか・・?


点検を進めていると、ポンプ音の大きさ。これが気になりました。

 

過去の修理事例でSEA-DOO艇のポンプ音の大きさについて
取り上げた事例がありました。詳しくは☟をクリック

SEA-DOO艇 動画でポンプ音を聞き比べ!

 

 

 

過去の事例では、ポンプ内部のベアリングがサビていた事が原因でした。

しかし今回はちょっと違ったようです

 

念のため、ドライブシャフトとインペラのスプラインを確認してみようと思います。

ドライブシャフトを脱着するには、SC、吸気ホース、ポンプケースを外します。

 

これでドライブシャフトが見えてきました。

 

そしてここで注意しておきたい箇所があります☝

 

SEA-DOOのドライブシャフトはCクリップで固定されています

古い年式や海水使用で錆が多く発生している場合、このCクリップを外す作業が出来ず、別途脱着工賃や部品代が掛かる可能性もございます

 

そしてドライブシャフト脱着出来ました。

今回確認したいスプラインというのは、シャフトとインペラを噛み合わせている箇所

画像、黄色〇の部品です☟

 

そして問題のスプライン、ご覧ください☟

少し見えにくいですが、シャフト側のスプラインも、
本来台形の形をしていますが、摩耗した側は少し三角寄りに尖って見えます

 

そしてインペラ側のスプラインは錆が多く、〇印の箇所では、抉れたような跡も見えます。
 

今回の症状は、おそらく水上での水の負荷などもあり、
シャフトとインペラの噛み合いが悪くなったことが考えられますね。

 

スプライン摩耗の要因としては、スプライン部の潤滑グリスの渇き・サビ腐食
固いものを巻き込んだ際の、振動・シャフトのたわみなど考えられます。

特に海水使用の場合は、しっかりとフラッシング・水洗い・防錆対策を行うようにしましょう。

 


結果:ドライブシャフト・インペラ交換


  • 17.ドライブシャフト ¥50,820

  • インペラ 社外品ソラス ¥42,533

    ※税込/2020年現在

 

最後にドライブシャフト・インペラの交換前と交換後でポンプ音の比較動画を撮ってみました。

是非ご覧になってください☟☟☟