プラグにグリス塗布!じゃあトルク管理は??

1年以上前に投稿したブログ☟

ジェットのような乗り物には、プラグにグリスを付けるのか??という記事を書きました。

賛否両論!?プラグにグリスは付けるのか??

 

結論としては、海水使用ならば特に付けた方が良い!という個人的見解で締めましたが、

今回のブログはその続編とさせていただきます。

 

実際にユーザーの方が、プラグ交換時にグリスを付けて取り付ける際、

あれ、締付トルクは??

 

ここで迷う方がいるかと思いますし、実際にそういった質問もあります。

 

私自身もこの質問を考えていて、プラグ交換作業を振り返ってみると・・

完全に手の感覚で回しているんですよね。

 

これも一つの答えで、ある程度慣れてくればグリスが付いていても
締め込みの力加減で把握が出来るようになります。

 
早くて確実なのでプロのサービスマンはこういった
考えが多いんじゃないでしょうか。

 

ただこれでは回答になっていないので、まずは3メーカーの
サービスマニュアルを見返して、プラグのトルク管理を調べてみました。

こちら☟

※ネジ径・・・S=12mm Y=14mm K=10mm

SEA-DOOのみ、焼き付き防止グリスを塗るように記載がありました(意外でした)

ヤマハ・カワサキはドライ状態(NOTグリス)のトルク数値のようです。

 

気を付けていただきたいのは、グリスを塗った場合、

ヤマハ・カワサキ艇のマニュアル数値は参考にしない方が良いです!

 

トルクの数値に合わせる為、トルクレンチを使用すると思いますが、

グリスで小さいトルクでも回りやすく(滑る)なっているので、規定の締付トルクを
超えて
オーバートルクになる危険があります。

 

このことは天下(点火)のNGKさんのホームページでも、しっかり注意点として挙げられています。

トルクレンチ使いたいならグリス×

グリス使いたいならトルクレンチ×って感じですかね。

 

他の方法として、手の感覚も養えて、オーバートルクを抑えるには

プラグの締付回転角を意識すると良いと思います。


 

NGKプラグの箱などにも、よく見ると回転角度が記載されています☟
 
新品と再使用で締付回転角度は異なりますが、今回は新品に交換した想定でご説明します。

 

まず、プラグを交換する手順として、一番最初に手締め(ラチェット不使用)でプラグをねじ込みます
 

回らなくなったところ(プラグ座面とシリンダーが接触)で、ラチェットを使い

回転角度を意識して回します。ここからがトルクを掛けるスタートです。

 

非常に説明が難しいのですが、ここまで来たのでイラストで頑張って説明します☟

 
 
SEA-DOO艇の場合(新品交換) 

マニュアルでは1/4回転 純正プラグ(DCPR)記載では1/2回転でした。

これちょっとズレ有りますけど・・

実際に回してみると、マニュアルとNGK記載の中間付近で、程よくトルクが掛かる感触があります。この枠内なら特に問題は無いように感じます。

あとは1/2回転(180℃)以上は回さないように意識しておきましょう。

※プラグ再使用なら約1/12回転(30℃)

 
 
ヤマハ艇の場合(新品交換) 

純正プラグ(LER7A)記載では1/2~2/3回転でした。

こちらも感覚では、1/2回転と2/3回転の中間付近を意識して

回すと良いかもしれません。

※プラグ再使用なら約1/12回転(30℃)

 
 

カワサキ艇の場合(新品交換)

純正プラグ(PMR9B)記載では約1/4回転でした。

こちらも1/4回転付近(90℃)を意識して回しましょう。ただ気を付けたいのは、

カワサキ艇のプラグはネジ径が細いので、一層オーバートルクにならないように注意が必要です。

※プラグ再使用なら約1/12回転(30℃)

 

プラグのネジ径や種類によって、回転角度が若干異なるタイプもあります。

プラグの入っていた箱の表記を確認するか、NGKホームページなどでも詳しく載っていますよ。

 
また新品のプラグならよっぽど大丈夫ですが、

再使用プラグなどは、取り付ける前にプラグギャップと、ネジ山に異物など
付着していないか確認するようにしましょう。


 

プラグギャップについては、過去のブログをチェックしてみて下さい☟

スパークプラグに必要な「プラグギャップ」について

随時サービスブログをアップしていきます✌

気になった方は、上の案内にある読者になって新着ブログをチェックしましょう!